3.STREET TALK (David Burke著 Opitima Books)

イディオムに関してもうひとつ考えておかなければいけないのはスラングの扱いです。スラングは流行り廃りが激しいし、ノンネイティブスピーカーがよくわからないで使うと誤解をまねくことが多いので、スラングは学習者に教えるべきではないという考えもあります。しかし、映画の英語などではスラングは頻繁に使われこの理解なしには聞き取りは難しいのも事実です。やはりよく使われるスラングに関してはある程度おさえておくことも必要なのではないかと私は思います。

そこで私がスラングの学習用におすすめするのがSTREET TALKという教材です。副題にHow to speak & understand American Slangとあるようにスラングのみを扱った数少ない教材の一つです。 この教材の面白いのは単にスラングを覚えるための教材ではなく、Colloquialismsという音の連結や脱落という現象も扱っている点です。

たとえばこの本の例文にあがっている例をあげると "I am going to get upset if he does not quit what he is doing stop bothering me!" という文は実際の会話では "I'm gonna ged upsed if'e duz'n quit what 'e's doin' 'b stop botherin' me! と発音されます。これをスラングを使って言うと I am going to freak out if he does not knock it off and stop bagging me!" ということができ、この文は実際には I'm gonna freak oud if 'e duz'n knock id off 'n stop buggin' me! と発音されると説明されています。

ネイティブスピーカーの話す英語が聞き取れないという理由はこのColloquialismsとSlangがわからないことから来ることが多いので、映画の聞き取りができるようになるためにはこの本をやっておくといいでしょう。

テキストの他にカセットテープも発売されていますから、実際にネイティブスピーカーがどう発音するかを聞きながら楽しく学ぶことができます。

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