102)2. 英語漬け教育とは?: 2007年6月アーカイブ

Q.日曜日のTV で 日本人の英語教育について放映していましたが、英語を勉強するには、自分が持つ好きなアイテムを活かして勉強をすることが一番ではないでしょうか?

花、園芸、ゴルフ、パソコン、料理、車、映画、等などいくらでもあります。アダルトが好きな人もいるでしょう。 何が趣味、好きかは本人しか分かっていません。これをみんな同じ本で皆で勉強する。好きなもの、好きなタイトルの英語の本 雑誌を読む事が早道だと思います。アメリカの犬は、犬でも英語が分かるそうです。ご意見をどうぞお願いします。

A.人間というのは「自分が好きなもの、興味のあるもの」はすぐ覚えます。「多少嫌いでも、どうしても必要なもの」も覚えます。その反対に「あまり興味がないもの、嫌いなもの」「大して必要だと感じないもの」はなかなか覚えにくいのです。 ですから英語を勉強する時は自分が好きなものを教材することが大切です。

日ごろ、ろくに日本語の新聞も読まない人に英字新聞を読ませてもおもしろいわけありません。でももしも読む教材がファッション雑誌ならもっと興味が沸くかもしれません。

日本の英語教育は生徒の個性を無視して、つまらない教材を全員に押し付けるから生徒はイヤになってしまうのです。

私たちの学校では、大学と同じように学期ごとに自分のクラスを選択していく選択履修制を採用していますから、生徒は興味がわき、自分にとって必要だと思われるクラスを選べるようになっています。

Q.6 フィニックスで英語漬け教育をしている理由はなんですか?

A.6 「人間は自分が生きていく為に必要な表現は速く、確実に覚えていく」ことは前に「必要なものは覚える」で説明しました。そしてその為には「自分自身を英語を使わなければならないような状況に追い込めば良い」ことも説明しました。ではどうしたらこのような状況に自分を追い込むことができるのでしょうか?  

フィニックスでは校内とその周囲100メートルを日本語禁止区域にして、その中で日本語を一言でも話した場合はその都度1000円の罰金を徴収しています。すなわちフィニックスの生徒は授業の内外にかかわらず英語しか使えないのです。休み時間の友達との会話も英語ですし、遅刻や欠席の電話も英語です。そのうえプロジェクトワークという英語のグループ活動をカリキュラムに採り入れているので生徒は日々の学校生活の中で膨大な英語を使うことになります。  

こうした英語だけの学校生活の中でフィニックスの生徒は「英語で言いたかったけれど言えなかった表現」に日々出会います。そしてそうした表現は彼らにとって必要な表現だったのでスポンジが水を吸うように吸収されます。

状況とともに適切な発音やイントネーションで覚えますから自分でもその表現をすぐ使えるようになります。だからフィニクスの生徒は短期間で英語が使えるようになるのです。  このような外国語浸け教育法を応用言語学の分野ではTotal Immersion(トータルイマージョン)と呼んでいます。Immersionとは没入するという意味ですが、これをここまで徹底してやっている学校は世界でもまれだと思います。

Q.5 一番大切なのは、言えなかったことを覚えておくことでしょ?そうしたら、誰かが言った時、どこかで聞いた時に、「そう言えば良いのか」って覚えられるから。(笑)

A.5 言っておられることは非常におもしろいと思います。つまり「人間は自分が言いたかったけれど言えなかったこと、書きたかったけれど書けなかったことは速く確実に覚える」ということです。それはその表現がその人にとって生きていく為に必要な表現だったからだと思います。 「必要は発明の母」という諺がありますが、「必要は言語習得の母」というのも真だと思います。

日本人の子供もまだ日本語が自由に聞いたり、話したりできなかった時はやはり相当な不自由を感じていたはずです。だから彼らには言語習得の必要性を日々感じていたのだと思います。 第2言語である英語を習得する場合もこの原則は変わりません。だから英語を速く確実に覚えたかったらまず自分自身を英語を使わなければならないような状況に追い込めば良いのです。

Q.4 子供は言葉を学ぶ過程で致命的な間違いを犯しても、かわいいねえって思われるだけで、許されます。でも、私たち大人が、外国語を学ぶ過程で子供と同じレベルの致命的な間違えを犯せば、知的水準を疑われることは必至です。

A.4 語学は間違えずに向上させることは不可能です。そして大人は子供と違って間違えることを恐れるのでできるようになりません。間違えることを恐れると緊張します。すると英語が頭の中に入って来ずらくなるのです。Natural Approachのクラッシェンはこれをaffective filterと呼び、語学学習者のaffective filterを下げること、すなわち学習者が子供と同じように安心して間違えることができる環境をつくってあげることの重要性を強調しています。

学習者が一生懸命、慣れない言語でコミュニケーションをしようとしているのに、間違いを一切許さず知的水準を疑うような人は、今まで外国語を学ぶ苦労をしたことがない人だと思います。少しでも外国語を学びその難しさを実感している人は相手の間違い対して寛容なのが普通です。

Q.3 子供はどのようにして言語を学ぶのでしょうか?

A.3 これはアメリカの大学で使われている教育心理学の教科書にのっていたことです。 幼児が初めて言葉を発するのは約1歳ぐらいだそうです。最初は"bah-bah"というような意味のない言葉ですが、幼児が意味を伝えようとして話しているのがまわりの人間にもわかるそうです。

2歳くらいになると言葉を組み合わせて2語の文をつくれるようになります。例えば"see boy"とか"my mommy"のようなものです。

3歳くらいになると文法的にもかなり複雑な、"Where my ball?""I want do it" "When Daddy come to home?"なども言えるようになります。

5歳くらいになると大人と同じような文法を使って日常会話がほぼできるようになります。

文字を習うのは親が教えない限り、学校で初めて習うことになります。私の娘は親が怠け者だったので小学校に行くまでひらがなが書けませんでした。

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