119)19. NHKラジオ英会話入門と遠山先生: 2007年7月アーカイブ

実は私、昔、大学生のやる英語劇のグループの Model Production(通称MP)に参加したことがあります。遠山先生はこのMPの第一期のメンバーで私の大先輩にあたります。

このMPはフルブライトの交換教授で日本に来ていらした、リチャードバイア氏が日本の大学生にアメリカの演技法を教えるために創立されたグループで現在でも毎年春に大学生による英語劇の公演が開かれています。

今は私の生徒さんがメンバーで、さそわれてドラマの公演を見に行っています。 野村(奈良橋)陽子先生も遠山先生と同じ第一期のメンバーで、その後陽子先生はモデルランゲージスタジオ(MLS)というドラマを使って英語を教える英語学校を作られました。

私もアメリカで演劇教育の勉強をしましたが、英会話入門の内容には随所に遠山先生のドラマのバックグラウンドが生かされておりとても勉強になります。

<神田外語の卒業生の方>

 遠山顕先生・・・私の恩師です。神田外語学院の主任講師時代に担任でした。その当時から独特の教授法で生徒のやる気を引き出し、とても有意義なクラスでした。

先生のご活躍を新聞や雑誌、ラジオで聞くたび嬉しくなる毎日です。このトピでも先生のお名前を発見したのでつい、カキコしてしまいました。 私はラジオ英会話聞いていませんが、きっとすばらしい内容なのでしょうね。みなさん、頑張って勉強されてください。

<私の質問>

私は遠山先生の授業を直接受けたことがないのですが、遠山先生は神田外語時代にACT&READというクラスを教えていたと聞いています。 もしもよろしかったらどんなクラスだったのか教えていただけませんでしょうか?

<神田外語の卒業生の方のご返事>

こんにちわ。メッセージを読み終えてから、遠山先生の神田外語時代のAct and Read 略して A & Rのレッスンを思い出しました。

たとえば、こんな授業がありました。 確か、A4サイズの大きさの紙に英語で短い物語が書かれていて、その文章を読む時間が与えられます。(例えば、桃太郎の話が英語で書かれているくらいのレベルだとご想像してください)

だいたいの内容を把握したところで、ペアーをくみます。先生が時間を計り、一人30秒位の時間で今読んだ物語を、自分たちの英語で(本文そのままを暗記しなくていい)発表していきます。

ペアの相手が言い終わった物語の続きを自分がつなげてゆくのです。(分かるかな?)クラスの中でどのペアが一番最後まで(物語の終わりまで)早く正確に言えたかを競うものです。

このレッスンの目的は、易しい英語の物語を、(子供に聞かせるように)自分の英語で発話することにあったのではないかと思います。

クリスマスの頃、クリスマスソングを覚えました。On the first day of Christmas my true love gave to me、という有名なやつです。

この歌の中で12日間にどんなものをプレゼントされたでしょうか?・・・なんていう問題が期末試験にだされました。(楽しいでしょう?)

 あとは、外国人のよくする、ジェスチャーのやり方とか。I don't know、、という時に肩をシュラッグしますよね。あれのやり方をならったり、そのシュラッグを使った簡単な会話ダイアログをクラスの前にでて、発表したり(役柄分担を決めて演技するかんじです)しました。

今、私も英語講師という仕事をしているのですが、遠山先生のような生徒を楽しませるレッスンをいつも心がけるようにしています。教える側が楽しめなければ、英語の楽しさは生徒には伝わらないとそう思うからです。(遠山先生もそういうお気持ちで英語の指導をされていると思います)

<私の質問>

遠山先生のクラスの詳しい説明ありがとうございました。本当にいろいろなことをされているのですね。 こうした授業は神田外語では遠山先生だけがされていたのでしょうか?それとも他の先生も遠山先生の指導のもとに同じようなことを教えていたのでしょうか? やはりこれは遠山先生の特殊な才能がなければできないクラスのような気がするのですが・・・。

<神田外語の卒業生の方のお答え>

A&Rのクラスは遠山先生が主任をつとめていらっしゃいましたから指導方法などは、おそらく(推測ですが)他の先生も同じように教えていたのではないかと思います。

私は、外国人の先生に習うA&Rよりも、日本人の視点から見た、遠山先生のクラスのほうが、楽しかったです。なにより、役者のセンスは抜群の方ですから・・みなさまもご存じでしょうが・・・ 他のクラスの生徒たちは、遠山先生の生の授業を受けたいと言ってました。

私は英語講師をしていますが、遠山顕先生の大ファンです。いつも「あんなに楽しく英会話を教えられたらいいな」と思っています。

遠山先生は私と同じドラマで英語を教えることの専門家で、ご自身でも演技もされます。(詳しくはドラマメソッド(R)のカテゴリーをご覧ください)

書かれているダイアローグが生き生きしていて、とても良い教材だと思います。

特に私はゲストの人達が最後に状況をいろいろ変えて、ダイアローグをやってみせるところが好きです。

ゲストの方たちは俳優としての才能もバツグンだと思います。

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