122)22. 英語上達への学習姿勢: 2007年7月アーカイブ

多くの学習者の中には難しい英語を勉強することばかり気にしていて中学で習うようなやさしい英語を深く勉強することをしない人がいますがこれは正しくありません。

英語学習には広さと深さの両方が必要です。広さとは理解できる語彙の数や複雑な構文をできるだけ広げることを言います。深さとは知っている英語をできるだけ自由自在に活用できるようにすることを言います。

日本の英語教育は広さを広げることばかりに注意がいって、深さをほりさげることが忘れられているからおかしなことになっているのです。

英語には日常頻繁に使うものから、あまり使わないものまでいろいろなレベルのものがあります。一番頻繁に使うのは私達が中学で習う範囲の英語です。

一番使わないのが難解な構文や特殊な語彙です。 これをわかりやすいモデルで表すと次のような逆円錐系になります。ちょうどあり地獄のような形ですね。

円錐の中心部分にあたるのが中学レベルの英語で外側にいくにしたがって難解な英語になっていきます。逆円錐は内側にいくにしたがってより深く(つまり使えるように)なっていなければなりません。

英語力というのはこの円錐の容積にあたります。円錐の底面の円ばかり広げても円錐の深さを掘り下げないから日本人の英語力は薄っぺらいものになってしまっているのだと思います。

英語力は平面的にとらえてはダメで、広さと深さの両方から立体的に考えないといけないのです。

これは私の先生から聞いた話ですが、スポーツや、将棋や碁、楽器の演奏、語学などを習得するにはプロの学び方とアマチュアの学び方の2通りがあるそうです。

プロの姿勢で学んでいる人は早く上達し、プロとして使いものになるところまで上達しますが、アマチュアの姿勢で学んでいる人はなかなか上達しなくプロの域まで到達できないのだそうです。

ではプロとアマの違いはどこにあるのでしょうか?ここではゴルフを例に出して説明します。 まずAさんはゴルフがうまくなりたいと思い、クラブを買ってきます。最初は自分で本などを見ながら練習しているのですがなかなかうまくいきません。そこで近くのゴルフ場に行きB先生にならいます。B先生の下で半年くらいやるのですがなかなかうまくなりません。

そこで今度は違うゴルフ場のC先生について習います。ここでも半年くらいやるのですがうまくなりません、そしてまた先生を変えます。 Aさんはそれぞれの先生のいいところだけとってゴルフをうまくなってやろうとしているわけです。

しかし、この方法は良くありません。なぜならいろいろな先生がそれぞれ違った指導をしますから、迷いが生じてしまうからです。そのうちフォームがガタガタになってゴルフをどう練習していいのかわからなくなってしまうそうです。これがアマチュアの学び方です。

ではプロはどう学ぶのでしょうか。プロはまず先生を選びます。いろいろな先生を見て歩き、人にも意見を聞き、自分でこの先生なら間違いがないという先生を選びます。

この先生はスポーツで言えばコーチや監督、親方にあたりますし、将棋や楽器の演奏などでは師匠にあたります。そして一旦先生を選んだらその先生の言ったことはすべてやり、その先生の技術を全部習得するように努力します。これがプロの学び方です。

英語の勉強も同じです。近くにあるからD英会話学校を選んだというのではダメです。いろいろな学校のことをよく調べ、ここなら絶対英語がモノにできると確信できるところを選ぶべきです。

その学校は別にフィニックスでなくてもかまわいません。自分が「ここなら間違い無いと思えるところ」を選び、そこの方針にしたがって100%努力するのです。 フィニックスにはフィニックスのやり方があります。他の学校には他の学校のやり方があると思うのです。しかし一度決めたら徹底的にやる。ベストをつくしてやるということはどこの学校に行っても同じだと思います。

どこの英語学校に行っても一生懸命やらなければその方法が本当に正しいかどうかわからないではないですか? 私達が教えたいのはフィニックスを選んでくれて、私達の教えることを素直に実行してくれる生徒さんなのです。

この「先生を信じて言われたことは徹底的にやる」というプロの姿勢がないとフィニックスに来ても進歩が遅くなります。出される宿題の中にはなんでそんなことをやるのかよくわからないものもあると思います。でもとにかくやってください。やればその意味はわかるのです。

医者がいくらいい薬を出しても、患者がかってに薬の良し悪しを判断して薬を飲んだり、飲まなかったりしているのでは直る病気も治りません。とにかく信じられる医者を選んで、出された薬はすべて飲むというのが最終的に病気を治す一番良い方法だと思うのです。

フィニックスにはいろいろなタイプの生徒が来ますが、英語が上達するタイプの生徒となかなか上達しないタイプの生徒がいます。どこが違うのでしょうか?

これは私の先生から聞いたクイズですが、なかなかおもしろいので皆さんにも同じ質問をしてみたいと思います。

フィニックスにはいろいろな大学の生徒やその卒業生が来ています。ここに東大、一橋、慶応、早稲田の出身者がいます。このうちフィニックスで英語が上達するのはどの大学から来ている生徒でしょう?できるようになると思う順番に大学名を並べなさい。

私はこの質問を聞いたとき、4つの大学で違いなどあるのかと思いました。4つとも入試には英語があり、英語力という点では4つの大学のレベルはほとんど変わりません。しかしフィニックスに来ているうちに違いがでてくるのです。

答えは一番できるようになるのが東大、次が慶応、その次が早稲田、一番できるようにならないのが一橋です。ちなみに私の出身校は一橋なので、先生はこの話をしてくれたのだろうと思います。

違いはものの考え方にあります。もちろん生徒によって違いはありますが、一般的な傾向として東大や慶応の出身者は素直です。言われたことは素直に「はい」と言ってやるタイプが多いです。それに比べ早稲田や一橋の出身者は批判精神が旺盛です。言われたことはまず疑ってかかり、自分で納得しないとやらないような人が多いのです。

たとえば、「英英辞典で意味を知っている単語をひいてその英語の定義を覚えてきなさい」という宿題を出すと、東大や慶応の生徒はちゃんとやってきます。ところが早稲田や一橋の生徒は「なんでそんなことをするのか」と考えて、やってこないのです。

私は一橋出身ですから、早稲田、一橋タイプの人間の方が反骨精神のようなものがあって個人的には好きです。しかし、こと英語の勉強に関しては勉強方法の批評だけしていてもできるようにならないのです。批評しているヒマがあったら言われたことを素直に一生懸命にやってください。

フィニックスの教師は自分で苦労して英語を学んできた英語教育のプロです。私達が言っていることの中には実際にやってみなければわからないことはいくらでもあります。

とにかく「やる」それから考えても遅くないと思います。言われたことを100%やって、できるようにならなければそこで文句を言えばいいのです。 でも文句を言う時に授業を休んだり、宿題をやってこなかったりしていると、「そんないいかげんなやり方ではできるようにならない」と言われてしまいます。

「君以上にこの学校で言われたことを完璧にこなしている生徒がいない」と先生に言わせしめるくらいやってください。そしてそのくらいやるとみんな英語はできるようになるものです。

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