126)26. 子供への英語教育: 2007年5月アーカイブ
Q.僕の息子(1歳7ヶ月)になんですけど、英語の教材どうですか?と、セールスにきます。話を聞くとさすがに営業だけあって、うまいこと言います。実際になるほどなぁと、思う所もあったんですけど、いかがなもんですかね?日本語もろくにしゃべれんのに英語はまだはやいかなっとおもうんですが。
A.最近幼児英語教育をする方が増えています。また小学校にも英語教育が導入されるようです。「発音を身につけるには子供の時が良い」など、幼児英語教育の良い点もあるのですが、同時に気をつけなければならないこともあります。それは「子供は楽しくなければ英語を学ばない」ということです。
大人は自分で「英語をできるようになろう」という意思があれば、自分で努力します。例えば毎日単語を覚えたり、テープを聴き取ったり、内容の難しい英文を読もうとします。しかし子供にこれを望むのは無理です。普段使わない言語を子供に覚えさせることはよほどうまくやらないと失敗します。子供に無理やり英語の勉強させようとすると子供は苦痛に感じ、英語が嫌いになってしまうのです。
大人に対する英語の教え方と子供に対する英語の教え方は違います。決して強制してはいけません。子供の場合は半分遊びのような中で体を動かしながら楽しく英語を学ぶのがベストです。
そうした意味で英語の幼児教育の先生は英語の先生であると同時に保育園の先生のように子供を楽しませることができなければいけません。