128)28. 音読の効果を考える: 2007年5月アーカイブ
Q.声をだして教科書を読むといいと聞き中学の教科書を購入、 読んで テープを聞き始めました。2か月ぐらい 一日15分ー30分しています。中一から始めて今中三の本。なんとなく英語を読んだりするのが楽になった気がするのですが どなたか 音読してるかたいらしたらアドバイス ご意見を!
A.私は音読の一番いいところは音読している間は日本語に訳せないので英語のまま理解しようとするところにあると思います。
日本人は学校教育の中で英語を日本語に訳すことばかりやっているので、英語を読むということは日本語に訳して理解することだと誤解しています。 訳読法とはいわば中国語を漢文にして理解するのと似ています。
漢文はもともと中国語ですから中国語として頭から中国語の発音で読んで、そのまま理解していけます。それを日本人は日本語にして漢文として理解しているのです。
中国語と日本語では語順が違いますからレ点とか一二点とかをつけて返し読みをしないと読めません。英語も日本語と語順が違いますから訳して理解しようとするとやはり返し読みをしないと読めないのです。
でも音読していると訳読はできません。英語を声に出しながら日本語に訳すということは難しいからです。結果として、音読している時は英語を英語のまま理解するということになります。