137)37. ラジオ英語講座活用法: 2007年5月アーカイブ
これからラジオ英語講座を使って英語力をつけていく方法をシリーズで紹介していきます。私は英語学校で英語を教えていますが、ここで紹介することは私の生徒さんたちに実際にやってもらっていることです。同じようにやれば、どなたでもこの番組一本で使える英語力を身につけることができます。
まず放送をテープやMDに録音します。確実に録音するためにはタイマーを使ったほうがいいでしょう。 次に録音した放送のスキットの部分を聞いて、テキストを見ないで書き取っていきます。わからないところはテープを止めて巻き戻して何度か聴きなおします。それでもよくわからないところは自分なりに聞こえたように書いておきます。
次にテキストを開いて、自分の書き取ったものを赤ペンで直してきます。どんなところが聞き取れなかったをメモをとっておきます。 テキストを見るわかるのに、耳で聞くと聞き取れなかったところや、 L と R の聞き分けができていないところ、またスペリングを間違って覚えていたところなどいろいろ気がつくと思います。
ディクテーションする目的は自分が今まで間違って覚えていた英語の音声に気付くことです。日本では英語の音声をきちんと覚えるということをやらせていないので多くの人は英語を間違った音声で覚えています。結果として正しい英語の音声を聞いても聞き取れないのです。
テープだけ聞くとなんと言っているかわからないのに、テキストを開いて答えを見ると「なんだこんな簡単なことを言っていたのか」と思うことが結構あると思います。それは今までまちがって英語を覚えていた証拠です。聞いた英語が正しい英語ですから今度はその正しい英語のほうをもう一度覚え直さないといけません。
余裕があればスキットだけでなく講師の先生とアシスタントの外国人の方の会話なども書きとってみるといいでしょう。次のメーリングリストでは参加者の方が毎日この会話部分のディクテーションを投稿してお互いにそのディクテーションをチェッックしています。みなさんも参加してみてください。
メーリングリスト「NHK英語会話をみんなでディクテーションしよう」