05)5-5. ドラマメソッド(3):場所、時

| コメント(0)

状況を決める要素である、場所、時、登場人物、目的のそれぞれについてもう少し考えてみたいと思います。

まず場所です。私達は普段、場所によって話し方をいろいろ変えています。たとえば回りの人が静かに勉強している自習室で、隣の友達に話しかけるとしたらどんな話し方になりますか?小声で話しますよね。 校庭のグラウンドの向こう側でチャッチボールをしている友達に話しかけるとしたら今度は自然に声が大きくなりますね.

時に関しては、朝なのか、昼間なのか、夜なのかということ、また春、夏、秋、冬のどの季節なのかということも影響します。真夏の冷房がきかない蒸し風呂のような部屋で話しているのと、真冬にバス停で話しているのではやはり違います。

さらにDramaがTheaterになって、人に見せるものになると、状況を観客にもわかってもらわなければなりません。 私達は普段何気なく見ている、映画やTVドラマ、演劇などでも状況がきちんと観客にわかるようないろいろな工夫がしてあるのです。「どうしたら状況をわかってもらえるか」を考えるのもドラマ作りのおもしろいところです。

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • Google Bookmarksに登録
  • はてなブックマークに登録
  • del.icio.usに登録
  • livedoorクリップに登録
  • Saafブックマークに登録
  • Buzzurl(バザール)に登録

関連記事

18)5-18. ドラマの発表会当日に気をつけること
◆ 本番前にやるべきこと  1.十分にウオームアップをすること &nb...
17)5-17. ドラマメソッド(13):行為の目的を強める
ドラマにおいて「行為の目的」をはっきりさせることが大切だということは9.ドラマ...
16)5-16. ドラマメソッド(12):即興で自分の英語を使って脚本のシーンをやらせてみる
ある程度 Talk & Listen で練習させたら、脚本を見ないで自分の英語...
15)5-15. ドラマメソッド(11): Talk and Listen(2)
前回Talk and Listenの基本形について説明しましたので、今回はその...
13) 5-13. 文法の練習になるドラマ用の教材
Q. 突然で申し訳ありませんが,一つお願いがあるのです。 この4月から高校3年...
14)5-14. ドラマメソッド(10): Talk and Listen(1)
以前「脚本のセリフでは感情がおこりにくい」のところで「脚本のセリフを使って即興...
12)5-12. ドラマメソッド(9):脚本のセリフでは感情がおきにくい
前回、感情はコミュニケーションによって起きるというお話しをしました。簡単そうで...
11)5-11. ドラマメソッド(8):感情はどこから来るか
「感情はこめてはいけない」と言いました。そうした感情は本物の感情ではないからで...
10)5-10. ドラマメソッド(7):感情はこめるものではない
よく演技の練習や、英会話の練習で「もっと感情をこめて話しなさい」という指導をす...
09)5-9. ドラマメソッド(6):行為の目的
リアリティのあるアクティングをする為に「役作り」と同じくらい大切なのが、自分が...

コメントする

カテゴリ

このサイトを購読する

月別アーカイブ

2008年3月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

RSS登録

  • My Yahoo!に追加
  • Add to Googleに登録
  • はてなRSSに登録
  • ivedoorリーダーに登録
  • エキサイトリーダーに登録

タグクラウド