126)26-06.どうやったら子供に飽きさせずに教えることができるか

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.はじめまして2歳の息子を持つ主婦です。どうぞよろしくお願いします。

1歳半から子供を英語教室に通わせています。最初はマザーグースなどの曲で歌ったり踊ったり、ママも参加するタイプの教室でした。 最近、その学校の独自の教材に変わったのですがその頃から息子が あまり授業に参加しなくなりました。(授業といってもお遊びのようなものですが、)多分、飽きてしまったのでしょう。同じ歌、踊り、遊びの繰り返しですから。会話もまだ少なく挨拶程度です。もっと子供の注意をひくような授業にすればいいのに、と思いました。

で、他のスクールのおもしろい先生の所に変わることにしました。そこではフォニックスもやるし、会話中心なので会話力はすこし進歩しました。先生も飽きやすい子供の注意をひくのが上手です。

しかし、最近思うのですが、子供が飽きない授業をやらなきゃいけないってなんて子供中心な考え方なんでしょう。面白くなければやらないっていうのはいいことなのかな?うちにはあらゆる面白い教材(ビデオ、CD-ROM、カセット、英語のおもちゃ)があふれていて、飽きればすぐ他のものをやったりして楽しく過ごしています。だから週1回の英語のクラスに新鮮味がなくなったのかもしれません。もしうちにこんな教材がなければ週1回のクラスも楽しみにして、先生の言葉も1言1句もらさずに集中したのでは?とも思います。与えすぎなのでしょうか。これでは、今のスクールの先生が飽きられてしまうのも時間の問題では、と思っています。

しかし、英語教室は義務教育ではないのでおもしろくなく、いやがるものをしかってまで続けさせる気もないのです。いやがるものを無理にやらせて英語嫌いになっても。とも思うのです。いったいどのように息子を楽しく、英語を習得してもらうように(知らず知らずのうちに)できるでしょうか。 親としてはなるべく自分のわかる範囲では英語で話しかけるようにしています。それは割りと好きなようです。 みなさんのご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

 

A.英語の大人への教え方と子供への教え方は全く違います。大人は自分で英語を勉強しようという意欲がありますから、効果があることを納得できれば自分でどんどん勉強します。それに対して子供の場合には楽しくないと勉強しません。楽しくないものを無理にやらせると逆に英語が嫌いになってしまう傾向があります。したがって子供中心に楽しく勉強を教える技術や工夫が必要になるわけです。そういう意味では大人に英語を教えるのより子供に英語を教える方がずっと難しいと言えるでしょう。

面白い教材を与えてもそのうち飽きてしまうのはではないかというのも当たっていると思います。そのうち子供に与える手持ちの材料がなくなってしまうのではないかという心配も御もっともだと思います。どうやったら子供を飽きさせない教え方ができるかというのは子供の英語教育の最大の課題です。

私は子供の英語教育の専門家ではありませんが、私なりの解決法を述べてみたいと思います。 私は「子供に大人が与えて、子供がそれを受け取って楽しむ消費型」の楽しませ方では限界があると思います。ディズニーランドのアトラクションと同じで最初はおもしろいのですが何度も使っていると飽きられてしまうからです。 大切なのは「子供が参加して楽しむ型」のもの特に「子供の想像力や創造力を刺激して子供の内部にあるものを引き出す型」の教え方をすることだと思います。

これには大きく分けてゲーム型とドラマ型の2つがあります。 ゲーム型はゲームに参加しその中で勝ち負けをきまっていくような形ものです。スポーツやトランプなんかと似てますね。勝つためにはプレイヤーはいろいろな工夫をしなければなりませんし相手との駆け引きもありますから毎回違った楽しみ方ができるわけです。

ドラマ型はみんなで協力してひとつのものを作っていく形のものです。学芸会の劇作りなんかと似てます。ひとつのもの作りあげるにはみんなが頭を使って協力していかなければ良いものはできませんから、よい結果をだそうと参加者が動機付けられていればかなり熱中します。

フィニックスではカリキュラムにプロジェクトワークというのをとりいれていますがこれがいわゆるドラマ型です。プロジェクトワークはグループで英語劇やビジネスプレゼンテーションを作っていくものですがこれは教える私にとっても大変刺激の多いクラスです。1つとして同じクラスはないのです。参加者が違う、作るプロジェクトが違うので1つ1つのクラスがとても新鮮です。他のクラスのように毎回同じことを教えていればいいというものではないところがプロジェクトワークの魅力です。

こうしたゲーム型、ドラマ型をうまくとりいれているとしておすすめできる子供の英語教室としてはMLS(モデルランゲージスタジオ)があります。(東京近郊に住んでいないと通えませんが・・・・)MLSはドラマ手法を使って英語を教える学校で、野村陽子(奈良橋陽子)先生にはいろいろなことを教えていただきました。

ホームページもあるようですから、1度ご覧になってみたらいいと思います。 小学校からの英語の授業が始まるようですが、私個人としては疑問に思っています。子供に教える英語を教える技術というのはそんなに簡単ではありません。教えることができる先生や環境もそろわないうちにスタートしてしまった観がありますが、これからの進展を期待したいところです。

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