140)40-02. 完全に覚えたものしか表現できない
理解するということはうろ覚えの英語でもなんとかできますが、表現するのは英語を完全に覚えていないとできません。
日本の英語教育は訳ばかりやらせて英語をまともに覚えさせていないので、ほとんどの英語はうろ覚えの状態です。自信を持って正しいと確信して使える表現など数えるほどしかありません。これでは英語で表現しようと思ってもできるわけがありません。
英語を大量に聞いたり,読んだりしていくと英語に慣れますから受容語彙を増やすことはできます。しかし、使用語彙として使えるようになるには、そうしたあいまいなレベルの記憶では十分ではありません。
適切な表現がとっさに口をついて出てくる為には、その英語を完全に暗記していつでも使えるようになっていなければなりません。私は「石につまずいても出てくる表現」などと言っています。
完全に暗記したってなかなか使えるようになれないのですから、うろ覚えの表現などというのは使えるわけがないのです。 英語がなかなかでてこない人はこうした「きちんと英語を覚えていく訓練」が足りないことが多いです。
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