311)スピーチやディベートを上達させるための教材: 2007年9月アーカイブ

私がまだ東京松本英語専門学校の生徒だったころ1年目の生徒全員にこのケネディ大統領の就任演説を覚えることが課題としてだされており、私もこのスピーチを最初から終わりまで全部覚えました。全部で約12分ほどかかるスピーチです。

このスピーチは若き大統領が大統領就任にあたって、自分の決意を表明し、アメリカ国民に自分達でアメリカを作っていこうと呼びかけた、とても勢いのあるスピーチです。 スピーチ後半に出てくる And so, my fellow Americans. . .ask not what your country can do for you. . .ask what you can do for your country. My fellow citizens of the world. . .ask not what America will do for you, but what together we can do for the Freedom of Man. はとても有名な部分です。

 フィニックスではこのスピーチを使ってスピーチのデリバリーの練習をさせて、年に2回レシテーションコンテストを行っています。また1日体験コースでは I do not shrink from this responsibility, I welcome it. の部分を覚えてみんなの前で発表してもらっています。 こうした英語演説を覚えることは、スピーチの練習になるだけでなく、語彙を増やすことにも役にたちます。

私がこのスピーチを覚えた時はまだ大学受験生でしたから、このスピーチのおかげで相当単語を覚えることができました。 野口悠紀雄氏も「超勉強法」の中で「ケネディの演説を覚えよう」と書かれていますが、丸暗記法が受験勉強に役に立つことは本当です。

私は浪人中、予備校の授業に1回も出席せず、「松本」で出された教材をひたすら暗記したいただけでしたがそれでも英語の成績は上がり、翌年無事に一橋に合格できました。

下にこのスピーチへのリンクを入れておきましたので、みなさんもためしにやってみてください。松本亨著「英語演説」(英友社)の中にも収録されています。またケネディ大統領の演説集のテープは南雲堂というところから出ています。値段はわかりません。

JFK's Inaugural Address