306)リスニング力を伸ばすための教材の最近のブログ記事

英語のリスニングができるためには、単語(音韻)レベル、文レベル、文章レベルのそれぞれに関して違ったリスニングの練習をする必要があります。まずは、単語(音韻)レベルのリスニングを上達させるための教材を紹介します。

単語(音韻)レベルのリスニングで大切な事は、似た発音の聞き分けができることです。それぞれの言語には音韻というのがあり、私達の耳は音韻ごとに音声を区別して認識します。たとえば英語のネイティブスピーカーは/l/と/r/の音声はそれぞれ違った音韻として認識しますが、日本語のネイティブスピーカーはこの2つの音声を区別せずに、ともにラ行の音韻として認識します。だから日本語の音韻が確立してしまった人は/l/と/r/の音を区別するのが非常に難しいのです。

もちろん実際の会話では前後の関係で/l/と/r/が区別できなくても意味はわかります。He is reading a newspaper.と聞けば、誰もHe is leading a newspaper.とは考えないでしょう。だからあまり問題にはならないという人もいます。しかしこうした細かな部分までの聞き分けがきちんとできるということは、より正確な内容の聞き取りを可能にします。またこれができると自分で発音する時も正確に発音することができるようになります。聞き取りがいいかげんな人の発音はやはりいいかげんになってしまうのです。

こうした似た発音の聞き分けの練習に効果があるのがミニマルペア(MInimal Pair)を使った練習です。ミニマルペアとは他の部分はすべて同じで、ある部分だけの音声が違っているペアの単語でこれを聞き分けることで英語の音韻を区別できる耳を作るのです。 例えば/l/と/r/ののミニマルペアはlightとrightのようなものです。live とleaveは/i/と/i:/のミニマルペアです。lightと聞いたときこれが即座にlightでrightではないと判断できれば、/l/と/r/の区別ができていることになり、liveを聞いてこれがliveでleaveでないとわかれば/i/と/i:/の区別かできていることになります。

この方法で音韻レベルの聞き取り練習用に作られた教材として英語リスニング科学的上達法という教材があります。これはコンピューターを使ってミニマルペアの聞き取り練習をするCDーROMの自習用の教材です。男女4人のネイティブスピーカーが何百通りものミニマルペアを発音し、これをマウスでクリックして答えていきます。正解だとベルがなり、不正解だとブザーが鳴ります。間違えたものは後で教えてくれますから、自分のウイークポイントを何度も練習することができます。毎日15分から20分くらい継続して練習していくとだんだん音の聞きわけができるようになります。

この教材の詳しい理論については、ブルーバックスから同じタイトルの本が出ていますから、これもお読みください。ブルーバックスにもこの教材の簡易版のミニCDがついていますから、これで体験することもできます。 詳しくはATR人間情報通信研究所のホームページをご覧下さい。

リスニングの教材としては音声とともに画像があるとそれが助けになって聞きとりを助けますから映像のついた教材を選びたいものです。そうした教材としてみなさんにおすすめしたいものに朝日出版から発行されているENGLISH EXPRESSという雑誌があります。この教材はそのほとんどがCNNのトランスクリプションでできています。そしてすばらしいのはこの雑誌にのっているニュースがビデオ版として安価な値段で発売されていることです。

これまでトランスクリプションとともにカセットがついている教材はアルクのEgnlsih Journalや時事英語研究などいろいろあったのですが、映像付きのビデオがついている教材はほとんどありませんでした。そしてこのビデオは50分で2000円という安さです。カセットも1890円で発売されているのですが、同じ買うなら絶対ビデオ版がおすすめです。 やりかたとしては何度もビデオを見て、内容を聞き取ろうとします、そしてわからないところを雑誌でチェックして知らなかった単語やイディオムに印をつけたり、書き出したりして覚えていくという方法をおすすめします。

CNNのトランスクリプションはCNN.COMのサイトからも無料で手に入るのですが、このビデオを買えばCNNを見られない人や、インターネットを使えない人も勉強できます。雑誌とビデオで2800円で相当な量が勉強できますから、教材としてはこれで十分だと思います。 リスニングはとにかく量が大切です、内容を聞き取ろうとして何度もよく聞くことをくりかえすことによって脳が英語をキャッチできるようになるのです。毎日このビデオを見つづけ、理解できる英語の量をふやしていけばいつしか英語のニュースを自然に理解している自分に気づくことでしょう。

CNN ENGLISH EXPRESSのホームページもご覧下さい。  http://fmv.asahipress.com/asahi/ee/index.html

 

フィニックスの中島先生の使っている教材です。アメリカントップ40という全米最新ヒット曲を紹介する番組の中の、思い出のリクエスト曲コーナー”LONG DISTANCE DEDICATION"を書きとっていくことでリスニング力をつける方法です。

アメリカントップ40はかつてはFEN(現AFN)で放送されていましたが、現在はFM横浜で平日5時から5時55分に放送されています。この番組はアマリカで人気の歌トップ40を紹介する番組ですが、その中にLONG DISTANCE DEDICATIONというコーナーがあります。

このコーナーは、遠く離れた大切な家族や友人や特別な人へあてたメッセージレターを番組のDJのケーシーが読み上げその後にリクエスト曲を流すというものです。この読み上げられるメッセージレターを書きとっていくというのがやり方です。

英語はやさしく内容は感動的なものが多いので、楽しく聞き取りの練習ができます。私のホームページ制作のクラスで大本君(Ted)が彼が自分で書きとったものをWeekly Messages From Phoenix Studentsのページに載せていますのでお読みください。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/4461/Ted.htm

 またリクエスト曲の内容はレターの内容と関連していますから歌詞をいっしょに読むとおもしろさが倍増します。洋楽が好きな方には是非おすすめしたい教材です。

フィニックスの中島先生の使っている教材です。アメリカントップ40という全米最新ヒット曲を紹介する番組の中の、思い出のリクエスト曲コーナー”LONG DISTANCE DEDICATION"を書きとっていくことでリスニング力をつける方法です。

アメリカントップ40はかつてはFEN(現AFN)で放送されていましたが、現在はFM横浜で平日5時から5時55分に放送されています。この番組はアマリカで人気の歌トップ40を紹介する番組ですが、その中にLONG DISTANCE DEDICATIONというコーナーがあります。

このコーナーは、遠く離れた大切な家族や友人や特別な人へあてたメッセージレターを番組のDJのケーシーが読み上げその後にリクエスト曲を流すというものです。この読み上げられるメッセージレターを書きとっていくというのがやり方です。

英語はやさしく内容は感動的なものが多いので、楽しく聞き取りの練習ができます。私のホームページ制作のクラスで大本君(Ted)が彼が自分で書きとったものをWeekly Messages From Phoenix Studentsのページに載せていますのでお読みください。

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/4461/Ted.htm

 またリクエスト曲の内容はレターの内容と関連していますから歌詞をいっしょに読むとおもしろさが倍増します。洋楽が好きな方には是非おすすめしたい教材です。