130)30. 効率よく英語力をのばすにはの最近のブログ記事
Q. 英語力を効率よくのばすにはどうしたらいいですか?
A. これは英語学習者の方によく聞かれる質問です。私はこの質問には「自分の弱いところを勉強するようにしてください」と答えています。 英語ができるようになるためには、語彙、発音、文法、読解、聞き取りなどいろいろなことができなければなりません。みなさんも会話はできるけれども文法が不得意だとか、読解はできるけれども聞き取りがダメとか得意な分野と不得意の分野がきっとあると思います。効率よく英語力をのばすのであればそのうち自分の不得意なこと(弱いところ)に時間をかけて勉強するのが一番いいのです。
なぜ得意な分野と不得意な分野がでてきてしまうかというと人によって好きなことと嫌いなことがあるからです。文法が好きな人は文法の細かいことまでこだわりますし、会話が好きな人は会話の練習ばかりしています。その結果好きなことは得意になるわけです。一方自分が苦手としていること、あまり興味のないことはほとんどやりませんからその分野はますます不得意になります。文法がいやだと思って勉強しないでいるといつまでたっても文法に対する苦手意識は消えませんし、会話だけやっている人はTOEICなどのスコアも頭打ちになってしまいます。
英語というのはそれぞれの分野がおたがいに密接にかかわっています。複雑な会話をできるようになるためには文法の知識は不可欠ですし、語彙がなければリスニングもできるよういなりません。英語力がなかなかのびない方は自分が不得意になっている分野が全体の英語力の足をひっぱってしまっていることが多いです。
ですから効率よく英語力をのばしたければ、自分の弱いところから逃げずにそこを徹底的に勉強して苦手意識をなくすことが大切です。
自分の不得意な分野を知るにはどうしたらいいでしょう? 病気になったら病院に行って診察をしてもらったり検査をしてもらいますね。 英語学習も同じです。 まずテストをして英語力のうち自分のどんなところが弱いのかを調べることがとても重要です。
フィニックス英語学院では年間4回の英語力診断テストを行い、英語力をリスニング、語彙、文法、会話表現、読解の5分野でいろいろな角度から必要な英語力が身についているかを調べています。テストの問題も会議で議論をしてどんなことを調べているかをはっきりするような問題にするようにしています。
学習者の中には自分がどこができないのかもわからずにただめくらめっぽうに勉強している方がいますがこれでは効率よく英語力をのばすことはできません。自分の弱点を知りそれを一つひとつつぶしていく方法が効率よく勉強するためには一番いいということです。