137)37. ラジオ英語講座活用法の最近のブログ記事

これからラジオ英語講座を使って英語力をつけていく方法をシリーズで紹介していきます。私は英語学校で英語を教えていますが、ここで紹介することは私の生徒さんたちに実際にやってもらっていることです。同じようにやれば、どなたでもこの番組一本で使える英語力を身につけることができます。

まず放送をテープやMDに録音します。確実に録音するためにはタイマーを使ったほうがいいでしょう。 次に録音した放送のスキットの部分を聞いて、テキストを見ないで書き取っていきます。わからないところはテープを止めて巻き戻して何度か聴きなおします。それでもよくわからないところは自分なりに聞こえたように書いておきます。

 次にテキストを開いて、自分の書き取ったものを赤ペンで直してきます。どんなところが聞き取れなかったをメモをとっておきます。 テキストを見るわかるのに、耳で聞くと聞き取れなかったところや、 L と R の聞き分けができていないところ、またスペリングを間違って覚えていたところなどいろいろ気がつくと思います。

ディクテーションする目的は自分が今まで間違って覚えていた英語の音声に気付くことです。日本では英語の音声をきちんと覚えるということをやらせていないので多くの人は英語を間違った音声で覚えています。結果として正しい英語の音声を聞いても聞き取れないのです。

テープだけ聞くとなんと言っているかわからないのに、テキストを開いて答えを見ると「なんだこんな簡単なことを言っていたのか」と思うことが結構あると思います。それは今までまちがって英語を覚えていた証拠です。聞いた英語が正しい英語ですから今度はその正しい英語のほうをもう一度覚え直さないといけません。

余裕があればスキットだけでなく講師の先生とアシスタントの外国人の方の会話なども書きとってみるといいでしょう。次のメーリングリストでは参加者の方が毎日この会話部分のディクテーションを投稿してお互いにそのディクテーションをチェッックしています。みなさんも参加してみてください。

メーリングリスト「NHK英語会話をみんなでディクテーションしよう」

英語は覚えないと使えるようになりません。完全に覚え立って使えるようにならないのですから、うろ覚えの英語など使えるわけがありません。したがって英会話入門のスキットは何も見ないでスラスラ言えるようなところまで覚えなければなりません。

覚える時は必ず録音したテープをよく聞いて同じように言えるよう真似をしながら覚えていくようにしましょう。これは聞き取りの力をつけ、自然な調子で英語を話すようになれるためには大切です。 テープを聞きながら、イントネーションやストレスなどを書きこんでいくと、後で復習する時に役にたちます。

火曜日になったら月曜日の分も復習し、水曜になったら月曜日と火曜日の分のスキットを復習します。最低一週間分のスキットは覚えておくようにしておきましょう。すべてのスキットをずっと覚えておくのは難しいですが、何度も復習をしたほうが表現は定着します。

私の学校ではインテンシブインプットというクラスで友達と組んでその週のスキットを正しい発音で覚えられているかどうかをチェックしています。 毎日のスキットだけをテープにまとめておいて、3ヶ月分くらいのスキットだけを集めたテープを作って、時間がある時にこれを聞いていると効率よく復習ができます。

英語は覚えただけではなかなか使えるようにはなりません。そこで英会話入門で覚えた表現を使える状況を自分で考えて自分の言葉の中でその表現を使ってみるといいと思います。

たとえば cinch (簡単なもの)という表現を覚えたとします。この表現を使える場面が自分の生活の中でないかと考えてみればいいのです。そしてこんな例文を作ってみます。

"How was the TOEIC test?"
"It was a cinch!"

こうやって一回使ってみれば次の機会も使いやすいでしょう?想像力を使ってできるだけリアリティのある状況を考えてみて下さい。

Q. NHKのラジオ講座をテープに録音して聴いているのですが、CDラジカセの調子が悪いので別の手段を考えています。 聞き逃さないためにもタイマー録音は絶対なんですが、やはりラジカセしかないんでしょうか。もうカセットテープは使いたくないんですが… ラジオ講座を聴いている方で、もっといい方法をご存知の方がいらっしゃったらアドバイスお願いします。

A. 私はソフィアシステムズというところから出ているラジオサーバーというラジオ講座専用録音機を使っています。 この機器は設定したラジオ講座を自動的に内部のハードディスクに録音してくれ好きなときに聞くことができます。

録音形式はMP3ですから、内部のハードディスクがたまってきたらUSBでコンピューターにデータを移して保存しておくこともできますし、iPODなどに移して持ち歩くこともできて便利です。 リピート機構もついていますからディクテーションなどをするときに役立ちます。

 多少値が張りますが、ラジオ講座がいつでも確実に聞けることを考えれば十分もとがとれると私は思います。下のリンクからラジオサーバーの説明を読むことができます。

ラジオサーバーの説明

さらに NHKラジオ講座 の項目もご覧ください。

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