136)36. 国際化と英語学習の最近のブログ記事
今日から国際化時代の英語学習というテーマで国際化時代にはどのような英語力が必要とされていてそうして英語力を身につけるためにはどのような勉強方法をとったらよいかということを考えます。
私は旧来の英語学習と国際化時代の英語学習では要求される英語力が違い、国際化時代には違った英語学習が必要だと考えています。
旧来の英語学習は外国の文化や先進の考えを理解し吸収することが目的でした。したがって大切なことは外国の文献を正確に日本語に訳すことだったと思うのです。しかし現代のように国際化が進み、英語が国や民族を超えたコミュニケーションの道具として使われるようになってくると違った勉強法が必要になっていると思うのです。
私は今までやられてきた英語を分析し日本語に訳して理解し、日本語で考えたことを英文法で英語に訳して話したり、書いたりするやりかたでは不都合な点がでてきていると思います。それは旧来の方法では国際化時代に要求される英語力はつかないと思うからです。
私は国際化時代の英語学習には大切なことが2つあると思います。
1.スムーズな発信
2.速読速解・聞いた英語を英語のまま理解する力
それぞれについて私の考えを述べます。
昔の英語学習は外国の情報や考えを知るための受信型のものでよかったのですが、国際化時代には英語を使って情報や意見を発信することが大切になってきます。すなわち英語を話す、書く能力が重視されるようになってくるということです。
さらに発信する量も増え、限られた時間の中で発信するようになりますから「スムーズな発信ができること」が大切です。時間をかけてゆっくりやるのではなく、いつでもとっさに自由自在に英語で発信できるようになっていなければなりません。
発信する時にその都度日本語で考えたものをいちいち英語に訳していたのでは時間がかかってスムーズに英語を使うことはできません。だから私は国際化時代には発信すべき内容を直接英語で思いつけるような勉強法をとるべきだと思うのです。
国際化時代には読んだ英語を速読速解する力や聞いた英語を英語のまま理解する力が必要になります。
今までの読解はスピードはあまり関係ありませんでした。時間はかかっても英語の意味を正しい日本語に訳せればそれでよかったのです。しかし情報化が進み大量の英語を処理しなければならない現代においては「読むスピード」が大切です。1時間かけてペーパーバックが2ページしか読めないのでは話になりません。国際化時代には大量の英語を読み迅速に理解する速読速解の力が要求されるのです。
また情報は書かれているものばかりでなく、聞く情報もあります。英語は読めるばかりでなく、聞いてわからなければいけないのです。聞く情報はその場で音声として消えてしまいますから、読む場合のように後戻りして聞きなおすわけにはいきません。
以上2つのことは英語を日本語に訳して理解していてはできないと思います。日本語に訳しているのでは読む速度はあがりません。また聞く場合も日本語に訳している間に次の英語が耳から入ってきてしまいますから、速度についていけず聞き取れなくなってしまうからです。 したがって「国際化時代には英語を日本語に訳さず直接英語のまま理解する英語学習法をとらなくてはいけない」というのが私の考えです。