112)12-03 ボディーランゲージは役に立つ
コミュニケーションには言語を使う方法(Verbal Communication)と言語以外のものを使う方法(Nonvrbal Communication)があります。そして意外に気づかれていないのがこの非言語要素を使った伝達方法の重要性です。
実際やってみるとわかるんですけど、ボディーランゲージだけで結構コミュニケーションできるもんなんですよね。 私がドラマのクラスで使う、ボディーランゲージを使ったおもしろいゲームがありますから、ご紹介します。
Hotel Receptionist(ホテルの受付係)というゲームです。 生徒の一人がHotel Guest(ホテルの客)になります、もう一人がHotel Receptionistになります。このGuestはかぜで声がでないという設定です。
そこで先生がいろいろな問題が書いてある紙をGuestに渡します.紙には例えば I want to go to the museum tomorrow morning. What time does it open?(私は明日の朝、美術館に行きたい、何時にあきますか?) などと書かれていますから、GuestはこれをReceptionistにボディーランゲージで一生懸命伝えようとするわけです。
問題にはいろいろあって、中には There is an alligator in the bathtub. Please come to my room as soon as possible.(浴槽の中にワニがいる。私の部屋にすぐきて!)なんていうのもあります。おもしろいでしょう? Guestが必死になって自分が言いたいことを体で表現しているのを見るのは笑えます。
こうしたボディーランゲージを使ったジェスチャーゲームは英語ではcharades(シャレード、単数扱いです)と呼ばれています。 ボディーランゲージは、大体万国共通なので、言葉が通じなくてもコミュニケーションがとれるわけです。
もちろん、国によってボディーランゲージは少しづつ違います。日本では「私」というボディーランゲージは鼻を指でさしますが、英語の場合は胸をさします。
日本で「お金」という場合は人差し指と親ゆびで丸をつくりますが、英語圏ではこれは「OK]のサインです。英語圏では「お金」は親指と他の4本の指をすりあわせます。「おさつ」を数えているしぐさですね。
この例はすでに私の娘が使っている中学校1年の英語の教科書にものっています。すこしづつ非言語要素を使ったコミュニケーションの重要性が認識されてきているのですね。
ボディランゲージについては私のAll about50代からの英語で紹介しているので是非見てください。
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