104)2-4. 間違いを恐れないことが大切

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Q.4 子供は言葉を学ぶ過程で致命的な間違いを犯しても、かわいいねえって思われるだけで、許されます。でも、私たち大人が、外国語を学ぶ過程で子供と同じレベルの致命的な間違えを犯せば、知的水準を疑われることは必至です。

A.4 語学は間違えずに向上させることは不可能です。そして大人は子供と違って間違えることを恐れるのでできるようになりません。間違えることを恐れると緊張します。すると英語が頭の中に入って来ずらくなるのです。Natural Approachのクラッシェンはこれをaffective filterと呼び、語学学習者のaffective filterを下げること、すなわち学習者が子供と同じように安心して間違えることができる環境をつくってあげることの重要性を強調しています。

学習者が一生懸命、慣れない言語でコミュニケーションをしようとしているのに、間違いを一切許さず知的水準を疑うような人は、今まで外国語を学ぶ苦労をしたことがない人だと思います。少しでも外国語を学びその難しさを実感している人は相手の間違い対して寛容なのが普通です。

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