133)33-05.学問の世界の公用語は英語です
I さんの意見
現在、東京大学工学系大学院の授業は、半数以上の大学院生が留学生であることもあって、大半の授業が英語で行われています。
ひとつの案として、日本の大学を一定以上の割合で留学生を受け入れる国際型大学とそうでない日本型大学とに分け、国際型大学では phnx さんのおっしゃられるシステムをとるとしたらどうでしょう。日本の各大学は、受験者数の低減とそれにともなう学生の質低下に悩んでいますが、その問題を解決するためには、留学生が学びやすい環境を作り、留学生を増やさざるを得ないと思っていますが、その方向とも合致しますね。
このような国際型大学に入るために何年も浪人する人が出てきたり、留年生が増加するかもしれませんが、それは仕方がないでしょうね。国際型大学では、外国人も教授になりやすくなるので、日本人学者も頑張らなければならない。大学教授受難の時代ですねぇ~(笑い)
Sさんの意見
日本語だけで高等教育を受けることができるというのは、日本の大いに誇るべきことであり、日本の強みでもあります。 英語で講義の効率が低下するぐらいなら、日本語で高度な教育を受ける方がはるかに意義があります。
「大学では英語」という国もありますが、その国の言葉で書かれた教科書を出版することに文部省などは補助金を出していると聞いています。やはり、母国語で学べるなら、それにこしたことはないからで、その方がレベルアップにつながるわけです。
将来、研究者として英語で論文を書くことになるとしても、まずは発表すべき内容がなければなりません。外国語の修得に比重を置きすぎることは本末転倒ではないでしょうか。(分野にもよりますけど)
私の意見
私は高度な教育を受けるためにも英語は必要だと思います。自然科学であろうと、社会科学であろうと学問はどんどん進歩しています。世界各国で各分野の学者が次々と最新の理論を発表しています。そして論文のほとんどは英語で発表されるのです。 つまり学問の世界では英語が共通語だということです。
こうした論文を読みこなし、自分でも英語で発表できなければどんどん時代の波に取り残されてしまいます。日本人の書いた日本語の論文だけ研究しているのでは「井の中の蛙」になってしまうと思います。
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