116)16-03教師は生徒にどう接するべきか
もし「言語習得には天真欄満さが必要ではないか」で説明した仮説が正しいとすると、教師は生徒にどのように接すればいいのでしょうか。
もし教師が生徒の英語の間違いをその都度、厳しくチェックしていくと生徒の「大人」の部分が働き、これが自然な言語習得を妨げてしまうことになります。今までの日本の英語教育は、こうした指導が多かったのではないでしょうか。
逆に母親が子供の言うことを受け入れるように、教師が生徒を受け入れていく態度をとれば、生徒の安心感は増し、だんだん「子供」の部分が出てきて開放されていきます。すると英語も入りやすくなるし、流暢に英語も出てくるようになると思います。
新しい教授法である、 Community Language Leaarning, Suggestopedia, Natural Approach などは私が今説明したのと同じ立場にたっています。
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