128)28-03. 英語を音声としてとらえるようになる。
あたりまえの事ですが、音読するためには読んでいる単語の発音を知らなければいけません。音読していって発音がわからない単語にくるとひっかかって先へすすめませんから、この単語はどう発音するかなと思います。
「こういう発音かな」と思って辞書等で発音を調べると正しい発音やアクセント、単語の意味を確認することができます。
クラスで生徒に音読させると間違った発音、アクセント、イントネーションで覚えている単語をすぐ修正することができます。
あてられて音読させられることがわかっていれば、皆の前で恥をかくのはいやですから、学校に来る前に少し練習しておこうかという気持ちになるものです。またうまく読めたらほめてあげるともっとうまく読もうという欲もでてきます。
私は昔受験生に大学入試問題を教えていたことがありますが、入試の英文解釈の英文を音読させるとまともに音読できる生徒がほとんどいないことに驚きます。学校で訳やスペリングばかりテストにでるものだから発音できなくったてスペリングがわかって日本語に訳せればいいという感覚なんですね。
でも言語で本当に大切なのはスペリングや日本語訳でなくて、英語の音声なんです。英語を聞いたり、書いたり、読んだり、話したりする時はすべて心の中で英語の音声を処理しています。単語の正しい発音を知っているということは基本中の基本でこれがすべての出発点です。音読はこのことを認識させてくれます
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