131)31-04. 文法はあっていてもネイティブスピーカーが使わない英語

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ネイティブスピーカーが間違った英語が瞬時にわかるということについて私の仮説を展開したいと思います。

私の学校は校内が日本語禁止で生徒も教師も皆英語でコミュニケーションしています。しかし日本人同士で英語を話しているとどうしても間違った英語がはびこてしまう可能性があるので、それを防ぐためにネイティブスピーカーの先生方に生徒が使っている英語でおかしなものをピックアップしてもらってそれを生徒が見れるところに掲示するという方法で注意をうながしています。

おもしろいのはその中の表現に文法的には間違っていない表現が含まれていることです。たとえば生徒が授業に遅れてきて「遅れてすみません」という時に"I'm sorry to be late."ということがあります。 これは文法的には正しい表現でどこにも間違いはありません。でも普通はそうは言わないというのです。

 「遅れてすみません」は普通は"I'm sorry I'm late."だそうです。"I'm sorry to be late."でも間違ってないではないかと聞くと、「そうだけど、普通はそうは言わない」という答えが返ってきます。 この文法的には正しいけどもそうは言わないという感覚はいったいどこから来ているのでしょうか?

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