103)3-4. 英語は度胸

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情緒フィルターを下げる話をしてきましたが、簡単に言えば「英語は度胸」ということです。

フィニックスでは入学希望者の方には全員1日体験コースに参加してもらうのですが、1日英語しか使えないということで結構ビビルみたいで、中には緊張のあまり前の日眠れなかったなんて方もいらっしゃいます。 私はこの1日コースの初めに「日本人が英語を学ぶ上での一番の障害は何だと思いますか」と聞くんです。私の答えはshyness(恥ずかしさ)なんですが、私はこのshynessをなくすためにみんなcrazyになろうと言うんです。みなさん笑いますけど私は本当にそう思っているんです。

1日コースではいろいろなことをしますがその一つの課題で「英語劇を作って、先生や在校生の前で発表する」というのがあります。これは生徒が主体の活動で、劇の内容もせりふも動作も全部生徒のアイデアで作ります。もちろん作る過程は全部英語です。 毎回驚くほどおもしろいものができて参加者の皆さんに「楽しかった」と好評なんですが、この人前での発表をするとなんか今まで萎縮していたものが吹っ切れるみたいなんですね。今まで難しく考えていた英語がコミュニケーションのための道具なんだということが認識できて、英語で話すことが楽しくなってくるんです。これはつまり英語を話す度胸がついたんだと思います。

語学を学ぶ楽しさの本質はコミュニケーションの楽しさです。英語で考え、英語で感じて、英語で友達ができる。フィニックスの楽しさはここなんです。

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