121)21-03. どこからアイディアを得るか?

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まず脚本を書くためにはどこからかストーリーのアイディアを得なければなりません。実はこれが最も難しいことで、脚本家はみなこれに頭を悩まします。

まず自分の経験や、他人の経験から話を書いていくという方法があります。自分の人生にはドラマにするほどエクサイティングなことなど無いという人がほとんどだと思います。でも自分では面白くないと思っていることでも、結構人が聞くとおもしろいことはあるものです。普段友達などに話している自分のこと、家族のこと、他人の噂話などをちょっとふくらませるとドラマの題材になるものは結構見つかるものです。

新聞で読んだ事件や、本で読んだ人物を素材にストーリーを書いていくこともできます。この場合ある程度その人物についてリサーチするとリアリティのあるドラマになると思います。リサーチしてもわからない部分は想像で補います。

知っている話の状況を変えてストーリーを書くという方法もあります。たとえばウエストサイドストーリーというミュージカルがありますが、これはシェークスピアのロミオとジュリエットを状況をニューヨークを舞台に書いたものです。時代や登場人物を変えれば同じプロットでも様々なバリエーションのストーリーが書けます。

また脚本を書く練習のためには小説などを脚本に書きかえるということも練習になります。アイディアは自作のものではなくなりますが、小説と脚本では構造が違うので脚本にアレンジするだけでもいろいろなことが勉強できます。どうしても脚本にするアイディアが思いつかなければ知っている話をドラマにすることを考えてください。

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