113)13-07. 小説・戯曲などを読む時のアドバイス
昨日のメールマガジンでPENGUIN READERSの紹介をしましたので、小説・戯曲などを読む時のアドバイスをしたいと思います。
小説・戯曲などを読む上で大切なのは状況(Situation)を把握するということです。状況がわからなくなると話がわからなくなり、混乱し読みつづけるのがいやになってしまいます。 状況は登場人物、場所、時間、それぞれの人物が何をやろうとしているかなどで構成されます。
小説・戯曲では最初に状況の説明があることが普通です。ここはあまりおもしろくないところですが、時間をかけてゆっくり読んでください。わからないところがあったら読み返すくらいでいいと思いいます。状況把握ができないまま読み進んでも後で混乱しますから念入りにすることが必要です。
それから登場人物の名前とお互いの関係をしっかり理解します。登場人物はファーストネーム、ラストネーム、ニックネームといろいろな形で呼ばれますから登場人物の名前はしっかり覚えておかないと誰が誰だったかわからなくなります。
私は本のしおり用に小さな紙をはさんでおいて新しい登場人物が出てくるたびに、その名前とバックグラウンドをその紙にメモしてます。こうしておけば読み進んでいるうちにこの名前の登場人物が誰だったかわからなくなってもこの紙を見ればすぐわかります。これは特に登場人物が多い場合にとても役に立ちます。
関連項目 「21.脚本の書き方」をご覧下さい。
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