108)8-08. Focused Repetitonという手法もあります
相手の言っていることがわからない時に使うものとして「わからない単語を上がり調子で言う方法」の他にfocused repetitionという方法があります。これは相手の言っていることがその部分だけわからない時に、わからない部分のみを聞く手法です。
これはThe Culture Puzzle(Prentice Hall Regents社)というテキスト中に出てくる例です
Head Waiter: That table needs another butter knife.
Bus Boy: Another...?
Head Waiter: Another butter knife.
これは、わからい部分を空白にして、その前の単語を上がり調子にして、わからない部分を言わせようという手法です。
Head Waiter: Take anoher butter knife to that table.
Bus Boy: Another what?
Head Waiter: Another butter knife.
これは、わからい部分にwhat, where, when, whoなどの疑問詞を直接挿入して、その部分を聞く手法です。
関連記事
- 108)8-11. 表意文字である漢字が理解を助ける
- さらに、日本語の場合は内容語を表記する、漢字が表意文字だということが、理解を助...
- 108)8-10 日本語の内容語は漢字で強調される
- 英語は内容語が機能語よりも強調されて話される言語だということはお話しましたが、...
- 108)8-09. 自分が話す番をキープする為の言葉
- 会話をスムーズに運ぶためには「幕間つなぎみたいな役割をするフレーズ」はとても大...
- 108)8-08. Focused Repetitonという手法もあります
- 相手の言っていることがわからない時に使うものとして「わからない単語を上がり調子...
- 108)8-07. フィードバックが大切
- 私はアメリカ人との会話においては、自分が相手に言っていることをどのように理解し...
- 108)8-06. 「語核」を使って会話をコントロールする法
- 聞き取りに関しては内容語、特に語核の部分に注目して聞けば、相手の言いたい内容は...
- 108)8-05. 音の連結、脱落に慣れることも大切
- 英語は「強く、はっきり話される部分」と「弱く、速く話される部分」があることは述...
- 108)8-04. 英語らしい調子で話すコツ
- 「語核」のところで、英語には「強く、ゆっくり発音される部分」と「弱く、速く発音...
- 108)8-03. 「語核」を強調した感情の入った英語を話そう
- 英語を話す時も語核(自分が最も言いたい単語)を強調すると、自分が言いたいことが...
- 108)8-02. 「語核」と内容語・機能語
- 「語核」を分析する上で有効でと思われる言語学的概念として、内容語と機能語があり...
コメントする