12)4-12. インプットとアウトプットは切り離した方が効率が良い
日本人同士で英語を話すことに抵抗があるのは英語をインプットすることと、アウトプットすることを同時にやるという発想から抜けられないからだと思います。英語はネイティブスピーカーと話しながら覚えるものだという先入観がどうしても邪魔をするのです。しかし私はインプットとアウトプットは切り離してやった方が効率がいいと思います。
インプットはネイティブスピーカーが録音したテープやCDがいくらでもあるのですから、一人でもできます。テープを止めながらネイティブスピーカーの話している正しい英語とできうるかぎり近い発音で言えるように口を使って何度も言いながら確実に覚えていきます。必要なのは自分でインプットした英語が正しいかどうかをチェックしてくれる先生だけです。
一方英語のアウトプットには相手がどうしても必要です。そこでどうやったら費用をかけずにたくさん英語を使えるかを考えなければなりません。ネイティブスブスピーカーと話すことだけにこだわると十分なアウトプットの量が確保できません。
アウトプットに関して大切なのはとにかく量をこなすことです。私が強調したいのは高い授業量を払って英会話学校でネイティブスピーカーと話すより、日本人同士でおたがいに英語を使ったほうが費用的にもずっと安く大量の英語を使うことができるということなのです
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