101)32-01. 「英会話力=翻訳力」というのは正しくない
英語を教える先生の中には「英会話力とは翻訳力であり、会話ができるようになる為には英文法で文をすばやく作ることがうまくなることが大切である」と主張される方がいます。
こうした先生は「英語は書けなければ話せない。英文法をしっかり学んで日本語を英語に訳す練習をたくさんしなさい。それを素早くできるようになれば英語は話せるようになる」とおっしゃいます。
またこの立場をとられる方の多くは「きまり文句を覚えるのは応用がきかないから無駄である。暗記では英語は話せるようにならない」と主張されます。
しかし私はこの翻訳法は英語を話せるようになる学習法としては得策ではないと思うのです。以下その理由を述べます。
関連記事
- 132)32-12. ニュアンスの違いについてのネイティブスピーカーの見解
- Hさんの意見 前回の投稿ではふれんませんでしたが、I locked mysel...
- 132)32-11. きまり文句の特徴
- きまり文句というのは共通した特徴があると思います。ひとつは短いということです。...
- 132)32-10. ニュアンスの違いをどう教えるべきか?
- Hさんのご意見 はじめまして。 私も英文を覚えろと言う事に対しては...
- 132)32-09.きまり文句を覚えることは大切
- 翻訳法をすすめる先生方の中にはは「会話でよく使う「きまり文句」を覚えることは応...
- 132)32-08.複雑な構文の英語を使えるようになる為には
- 翻訳法をすすめる先生は「英文法で日本語を英語に訳していく練習をしないと知的レベ...
- 132)32-07.メンタルディクショナリーの他の整理整頓の方法
- 英文法を意識しないで使えるようになるために英文法の構文ごとにたくさんの例文を覚...
- 132)32-06.英文法をどう脳にプログラミングするか
- ではめくらめっぽうに英語を覚えていけばいいのかというとそうではないと思います。...
- 132)32-05.英語は覚えなければ話せるようにならない
- 私は「英語が英語のまま聞いて理解でき、英語でそのまま自分の言いたいことを思いつ...
- 132)32-04. 翻訳法が得策ではない理由2:文法が正しくたって適切な表現とは限らない
- 「翻訳をしながら英語を話しなさい」と主張する人は英語は文法が正しければ適切な表...
- 132)32-03. 翻訳法が得策ではない理由2:翻訳には時間がかかる
- 第1の問題は「翻訳には時間がかかる」ということです。英語を「書く」場合はある程...
コメントする